考察 遠征

コパ タンゴオープン2021(パラ卓球アルゼンチン大会)に同行して感じたこと

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 こんにちは、おのぽんです。
2021年11月19-21日より、行われましたコパ タンゴオープン2021立石アルファ裕一選手と出場して参りました!!

 本当はもっと早く書き上げたかったのですが、帰国後の時差ぼけが想像以上に激しく、なかなか書く意欲が出るほど回復できなかったため、だいぶ遅くなってしまいました・・・(´・ω・`)

 今回のブログでは大会を通じて感じたことはもちろん、大会の前後にあった出来事を通じて、

  • アルファ選手の凄さ
  • パラ卓球の大会の様子
  • それらを踏まえて僕が感じたこと、考え行動に移したこと

の観点より述べていこうと思います。

 長くなるかもしれませんし、面白くないのかもしれません。
ただ、少しでも「アルファ選手ってそんな人なんだ。」とか、パラ卓球について興味を持っていただければ幸いです。

渡航前

僕の心情や行動

 先日ブログにも書いた通り、アルファ選手よりアドバイザーとしてアルゼンチンの大会に同行してほしい旨をお伺いし、OKとお伝えしました。

 先日のブログと重複してしまいますが、個人的にはプロ選手にアドバイザーとして帯同することなんて滅多にない機会ですし、ましてやアルファ選手のお役に立てるのならと思い、僕の心の中ではほぼ即答でした。(実際にはこんなご時世なので、周りの人に許可をもらってからのご報告とはなりましたが)

 しかし、後先考えずに「行きます」と言ったものの、

本当に僕で良かったのか?
僕なんかがアルファ選手のアドバイザーとして役に立てるのか
僕のせいで負けたらどうしよう


など、柄にもなくネガティブな考えばかり頭をよぎってました。

それと同時に、



どうせやるんだったら、僕なりに悔いのないように頑張ろう

そう心に決めました。


 アルゼンチンまで期間はあまりなかったものの、僕は2冊の本を読みました。

1冊は、卓球の戦術に関する本。
そしてもう1冊は、見えない潜在能力を引き出すための方法に関する本。

 卓球の戦術に関しては、自分自身今まで培ってきた考え方で合ってるのかどうか、まだまだ知らない考え方があるのかを知るために確認するために購入しました。

 そして潜在能力については、本来自分自身の潜在意識に気づくための本でしたが、「アルファ選手に眠った潜在能力があるのであればそれを引き出せればいいな」という気持ちで購入し、読んでみました。

役に立つかどうかなんてわからない。
でも、事前にこういう準備をしないと絶対後悔する



 そう思いました。
正直、「試合中、この本書のこの部分が役立った!」というところがあったかというと、わかりません。
 しかし、本書をきっかけにアルファ選手の得意不得意、長所短所、僕の思うアルファ選手像を1時間半かけて照らし合わせ、アルファ選手と僕との考えのギャップを無くすことができました。(詳しくは、後述していきます)

 考えのギャップが無くなったからこそ、僕は僕にできる100%のアドバイスができたと考えてますし、アルファ選手はそのアドバイスを100%受け入れてくれたのだと思います。

アルファ選手のお母様と話して

 出国前、立石家にお伺いし、アルファ選手のご家族とご挨拶をさせていただきました。
 大変良いご家族で、「なるほど、こういう家庭で育ったからアルファ選手のような人格者が生まれるのか」などと思いながらお話させていただきました。

 1泊2日でお世話になり、夜は立石家にお邪魔させていただく形となりました。

 お手洗いをお借りした際、やけに低いところに手すりがあるのを見つけました。
「ご老人を介護するのにこんな手すり必要なのかな?」とか、この時はぼんやり思ってました。

 アルファ選手と夜アルゼンチン大会に関しての会話をし、アルファ選手がお風呂に行った後、お母様が僕らのいた部屋に入ってきます。

 アルファ選手がアルゼンチンに持っていこうとしている大きな荷物を2階から1階に下ろしてきたようです。

そして彼女は言いました。

「障害者って、健常者と同じように行動しているとどうしても健常者より体力を使うみたいなの。今日だってたくさん練習して、帰りの車の中で爆睡してたでしょ?基本的には自分の身の回りのことは自分でやらせるようにしてるけど、遊んで帰ってきてるわけじゃないんだから、疲れ果ててもう動けないって時は私たちがサポートしてあげなきゃね。」

「アルファには小さい頃装具をつけてあげてたんだけど、でもそれだと筋肉が発達しなくなっちゃうと思って、つけるのをやめたの。最初は歩きづらそうにしていて不安だったりしたんだけどね。」


 他にも色々なお話をしてくださいましたが、僕はこの2つのお話に衝撃を覚えたと同時に、アルファさんのことを何一つ理解できてなかったことに気づき、それが悔しくて泣きそうになっていました。

 アルファさんはいつも背伸びをしながら頑張っていたんだ・・・。
どんな時だって僕らと接する時、アルファさんは笑顔だった。
そして卓球に真剣に向き合っていた。
疲れてる時も無理してたんじゃないかな。。
アルファさんのこと何も考えずに練習していたな。。


・・あぁ、あの低い手すりは幼い頃のアルファさんが使うためのものだったのか・・・


僕は以前、「左利きの人って生きづらい世の中を生きているんだよ。」という内容のブログをまとめたことがあります。

 世の中は右利きの人が住みやすくなっています。
しかし、それと同時に健常者が住みやすい世の中となっていました。
左利きの僕なら、アルファさんの大変さに気づけたはずだったのに、気づくべきだったのに、ついにはお母様から話を聞くまで気づくことができませんでした。それがただただ悔しくてたまりませんでした。


 心の中で深く感歎しながらも、アルファ選手に帯同するとはどういうことなのかを考え改め、より一層僕にできることは何でもしようと決意を固めるのでした。

渡航前のサポート

 一緒にいる時はもちろん、渡航前の離れた時でも、何かアルファさんのためにできることはないものかと考え行動することを心がけました。
 練習はもちろん、

  • 海外保険の加入方法
  • PCR検査で陰性証明書が安く手に入る病院の共有
  • アルゼンチン渡航のためのオンライン誓約書の記載方法
  • ↑で使うための海外保険の英訳

など、僕にできる事務的な手続きでサポートできそうなところはできるだけわかりやすくアルファさんに伝えました。

 こうしたやりとりの中で、いつも褒めてくださるアルファ選手。
ぱっと僕があまり考え得ない褒め言葉を述べることのできるアルファさんは、「やっぱりすごい方だな」とまた感じさせられるのでした。

渡航中

 ここまで書きながら、「お前まだ出国してないんかい!」と思いました笑
ブログを分けることも考えたのですが、本大会を全て通じて考えたことを流れで残しておきたかったため、このまま続けることとします。

行きのフライトにて

 アルファさんは渡航中車椅子を利用します。そっちの方が優先的にゲートの通過や搭乗ができたり、何より道案内をしてくれるため、迷う心配がないからとのことでした。

 今回も同じようにし、搭乗、そして日本を出国しました。
僕は久々の飛行機・海外に少しはしゃぎながら写真を撮ったりお昼寝したり、先に述べた本を読んだり映画を見たりと自由気ままに過ごしていました。

が、アルファさんは違いました。
航空会社の方々に感謝のメッセージを書き、何かしらの記念品をお渡ししておりました。
 常に感謝の気持ちを忘れない、そして常にアルファ選手として他の人に接する姿勢を目の当たりにして、僕はまたしてもアルファ選手の偉大さに気付かされ、そしてCAさんに「ご登場ありがとうございました」と言われる度にちょっぴり惨めな気持ちになるのでした。

ホテルに向かう最中

 ナチョという日系のアルゼンチンの男の子がおじいさんと一緒に車でお迎えしてくれ、ホテルまで送ってくれました。

 ナチョは日常会話程度の日本語を話すことができ、彼もまた卓球をやっていて日本にも来たことがあるようでした。

 そこで、アルファさんとナチョの会話を聞いていると、

ナチョ:日本のナショナルセンターにいついつに行ったことがあります
アルファさん:え、僕もそのタイミングで多分いたと思うよ!会ってないけど、同時刻に同じ空間にいたかも!笑

ナチョ:誰々知ってますか?(卓球会でめちゃくちゃ偉い方)
アルファさん:知ってる知ってる、その人とこうこうこういう関係だったよ!

そして共通の知り合いのLINEのプロフ画像を見せて盛り上がる2人。

 そしてアルファさんは僕に「卓球会狭いっすね笑」と話かけてくれましたが、一般人の僕からすると雲の上のまたその上のお話過ぎて全く狭さを感じませんでした笑
こういう話を聞くと、「アルファ選手ってほんとにすごい方なんだなぁ」と思うと同時に、またしても「本当に僕で良かったのか」とちょっぴり自信を失うのでした笑

アルファ選手と認識合わせ

 現地での練習や試合が始まる前に、僕はどうしてもアルファ選手とアルファ選手自身の思う卓球における得意不得意、長所短所を知っておきたかったので、少しだけ時間を頂戴し、それらを書き出していただきました。
そして僕も同じように書き出し、共通に感じる部分の意識合わせや、他者から見たアルファ選手の選手像を伝えたり、不得意や短所に感じる部分についてさらに深掘りった質問をしながら、苦手に感じる本質を追求しました。

 これは、購入した潜在意識を引き出す本の中で手法として書いてあり、アルファ選手のことを試合前によりよく知るチャンスだと捉え、実践してみました。

 これにより、アルファ選手と僕の似たようなマインドをたくさん持っていることに気づき、同時に短所や不得意に感じる部分は「実は思い込みなのでは?」という答えに至ったり、考えている本質にたどり着くことができました。

 アルファ選手は、本大会のアドバイザーを探す時、僕以外に声を書けなかったと言います。当然さまざまな観点から僕のことを選んでくださったのだろうと思いますが、それと同時に、おそらく似たような雰囲気をなんとなく感じ取っていたのだと思います。

 15分くらいで終わるだろうと思っていたこの作業は結局1時間30分かかってしまいましたが、この時間は決して無駄ではなく、むしろこれだけ時間をかけたからこそ、お互いを終始信頼しながら戦い抜くことができたのだと思います。

テクニカルミーティング

 試合が開催される前日、テクニカルミーティングというものが行われました。

 簡単にいうと大会の注意事項や試合要項の説明会の場です。
こういったものにも当然出たことがないので、ドキドキしながらその場に座りました。

 スペイン語はわからないので、英語をなんとか聞き取りながら説明を聞いてメモを取ろうとしましたが、「スライド写真撮った方が早いわ」と思い写真を撮ることに集中しました笑

 このタイミングで誰と試合をするのかが決定していました。過去に負けた選手の情報などをアルファ選手より聞き、次の日の試合会場で観察することを決めました。

コパ タンゴ2021

 そして始まったコパ タンゴ2021。
出国前、「絶対緊張するから覚悟してね」と色んな人から助言をいただいてましたが、結論からいうと僕は全く緊張しませんでした笑

過去にご縁があり韓国で卓球の大会に出場したことがあるのですが、その時も「どうせ周りの人知らない人達だし、僕が何言ってるかわからないだろうし、どうせ見てないだろう」くらいに考え、何の緊張もしない状態で普段通りのプレーをすることができました。

 今回も全く同じような気持ちで、「僕の住んでない土地に違う生物が存在する」くらいの感覚でいたため、普段通りの思考を張り巡らせることができ、その場その場で僕ができる100点のアドバイスを送ることができたと思っています。

 また、今回はより真剣にアドバイザーを行わなければならないと考えていたため、ホワイトボードとノートを持参していました。
そして、試合中の点数の流れ、得点パターンや失点パターンなどをメモしていき、ゲーム間のアドバイスに役立てました。

実際に利用したホワイトボードとノート

 リーグ戦中は相手の情報が少なく、事前の対策がしづらかったので、ゲーム間のアドバイスを考えることを優先しました。そのため、実際ほとんどメモは書けませんでした。
 しかし準決勝までは2時間ほど待ち時間があり、決勝戦は別日だったので、僕はPCを開き、事前に撮影していた相手の試合の様子を見ながら特徴や武器・弱点をまとめあげ、アルファ選手がどのようにすれば勝てるのか戦術をじっくり練ることができました。


 意外ではないかもしれませんが、パラ卓球における戦術は練りやすいと感じていました。
というのもお互いハンディキャップを抱えています。
そのため、どちらの選手にもハンデ上しづらい技術が存在します。
 この段階で、僕は

アルファ選手が苦手を隠しながら、
相手選手の苦手な部分を突くことができれば試合で勝てる

と考えていました。


 これは、韓国の大会に出た際、韓国の実業団の選手が取り入れてる戦術でした。
日本人の多くは、苦手を克服しようとします。しかし、その選手は強い武器を振りかざしながら、苦手を隠して試合をしていると教えてくれました。


 なので、

  • アルファ選手の得意な得点パターンに持ち込むにはどうするべきか
  • 相手選手はどんなハンデを抱えていて、どんなボールが打ちづらいのか

といった部分に特に着目しながら、試合の様子を観察し、アドバイスをしました。

アルファ選手の剛腕バックハンド


 アルファ選手は強い選手です。
正直僕がいなくてもきっと優勝したと思います。
しかし、今大会で優勝を目撃したのは紛れもなくこの僕です。
このことは一生忘れないですし、ずっと誇りに思い続けます。


 そして、アルファ選手に直接聞いてはいませんが、きっとアルファ選手は今大会いつも以上に気合を入れて優勝を狙っていたと思います。

 もちろん世界ランクを上げたいという気持ちが一番ではあると思います。
それに加え、アルファ選手は優しい人です。他の人のことを思いやれる選手です。なので、きっと「おのぽんのことをチャンピオンのコーチにしてあげよう」という気持ちもあったんじゃないかな?と考えてます笑



パラ卓球を間近で見て

 アルファ選手に「これだけの障害者が一つの会場に集まってるのって異様な光景じゃないですか?」と大会中尋ねられました。

 正直そんな風に思ったことはありませんでした。みんな真剣な眼差しで卓球に取り組んでいて、そこにいるみんながプロ選手です。敬意を表して選手一人一人のプレーを見ていて、同じ障害をもった選手がいない中で、それぞれどんな風に障害を乗り越え、技術を身につけているのかに目が釘付けになっていました。

 また、試合中の気迫溢れるプレーや、スーパープレー、接戦をものにした際には思わず観客席から拍手を送ってしまうほど僕は観客としても熱中しながら観戦していました。
 選手一人一人がハンデを抱えています。そのハンデを乗り越え、人一倍努力しコートに立ち必死に点数を取りに行く姿に魅了されました。


 そして、あることに気づきました。パラ選手は圧倒的に左利きが多いのです。今大会のベスト4もアルファさん以外全員左利きでした。

アルファさん曰く、

  • 先天性の障害者は右に麻痺が出る人が多い
  • 後天性の障害者は利き手(大半が右利き)が使えなくなるケースが多い

ということで、左利きの選手が多くなるようでした。

これを聞いた瞬間に、「あれ、僕アルファ選手の役にめっちゃ立てるんじゃね?」と意気揚々となるのでした笑

立石家とのグループライン

 アルファさんの妹さんがお母さんと僕の3人のグループラインを作ってくださいました。

αを応援し隊

という名前で笑

 大会中、アルファ選手は家族に連絡を入れるほどの余裕はありませんでした。
試合に集中してもらうよう、僕がタイムリーにそのグループラインに近況報告をしていきました。
 勢い余って、優勝報告も僕が真っ先にそのライングループでしてしまったことは、今大会最大の反省点だと思っています・・・笑
(アルファさんは「そういうのウェルカムな家族なので気にしなくて大丈夫ですよ笑」とおっしゃってくださいましたがw)

 このライングループのおかげでお母様や立石家の方々とはめちゃくちゃ仲良くなれました笑
アルファさんは「アルファの情報遅い。おのぽんからの情報の方が爆速よ」とご家族の方から言われていたようです笑

渡航後

 なんやかんやワクチンやPCR周りの書類を揃えることができた僕たちは、帰国後のホテル隔離を免れ自宅待機となっていました。

 アルファ選手とは実に10日間ほど生活を共にしたかと思います。ホテルは1部屋だったので、本当に全ての生活を共にしておりました。

ありがとうございました!お疲れ様でした!


 そう伝え、自宅での隔離が始まりました。
その期間は、MySOSというアプリで定期的に位置情報の送信やビデオ通話を行い、本当にその場から動いてないかをチェックされます。
いわゆる監視状態です。

 1日目、夕方ごろにビデオ通話で自分がどこにいるのかを報告しました。それと同時にアルファさんと連絡を取り合い、「ほぼ同時刻だね」みたいなLINEをしました。
 2日目、3日目も位置情報を報告しろと通知が飛んできたり、ビデオ通話の着信があるたびに自然とアルファさんと連絡を取り合いました笑

 そして世界卓球も2人とも観戦していました。
僕らはアルゼンチンという日本との時差が12時間ある国にいたせいで、時差ぼけにより感覚がバグりまくっていて、世界卓球が余裕で観れてしまっていました笑

 みまひなペアの決勝戦はリアタイでテレビをつけて観ながら通話をし、ああでもないこうでもないと2人で言い合いながら観戦を楽しんでました笑

 ということで、隔離が解けるまでの間もなんやかんや毎日連絡を取り合ってました笑
アルゼンチンに行ったことでより一層仲良くなれました^^

アルゼンチンの大会を終えて

 こうして僕のアルファ選手のコーチとしての今大会は幕を閉じるのでした。
今大会を通じて、僕は二度とないようなことを体験させていただきました。

 不安や自信を失くすこともありますし、今でも「僕じゃない人が帯同していたらどんなアドバイスをしていたのかなぁ」と考えることもあります。
 しかし、アルファ選手は僕に声をかけてくれた。だから僕はついて行った。それだけで十分なんじゃないかなと思うことにしています。

 今大会を経て、僕はアルファ選手を今まで以上に尊敬するようになりましたし、今まで以上にアルファ選手の卓球に貢献していきたいなと思うようになりました。

 僕自身、アルゼンチンに行った前と後とで何が変わったかはわかりませんし変わってないのかもしれません。

 しかし、間違いなく行って良かった。そして、アルファ選手の優勝をこの目で見ることができて本当に良かったと思っております。


アルファ選手、優勝おめでとうございます!
また練習や試合に一緒に出ましょう!^^



最後まで読んでいただいた方、長文駄文にお付き合いいただき本当にありがとうございます。

写真の多い旅行記は別途ブログを書いていこうと思います。
そっちはもっと読んでいて楽しいものにしていく所存ですので、引き続きよろしくお願いいたします!

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