考察

左利きあるある

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 こんにちは、おのぽんです。
Twitterを見ていてふと思いたったので、今回は左利きのことを綴ってみたいなと思います。

 左利きの方は「うんうん」となることがたくさんあるでしょうし、右利きの方にも左利きの苦労を理解していただければと思います。

左利きって本当に卓球で有利なの?

 右利きの皆様は、ひょっとしたら一度はこんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。

  • 左利きはスポーツ有利だからいいよなぁ
  • 僕も(私も)左利きに生まれたかったなぁ

 よく思われがちなことであると思いますし、僕も実際に何度か言われたことがあります。

 事実、スポーツ全般において、左利きの選手は有利であると思います。卓球も例外ではありません。(異論は認めます)

 なぜ有利であるかというと、単純に左利きの選手との練習機会が少ないためです。
左利きは世界人口のうちおよそ10%程度と言われており、希少な人種であるうえ、更に卓球をやっている左利き、その中でも上手な左利きの選手となると、ほとんど練習機会は無くなってしまうのではないでしょうか?

 右利きの選手は、左利きの選手との練習機会は少なく、しかし左利きの選手は右利きの選手との練習機会は圧倒的に多いです。
 この事実だけでも、左利きの選手の方が右利きの選手よりも何となく有利に感じるのではないでしょうか?

「なんだ、やっぱり左利きってずるいじゃん」


 本当にそう思いますか?次に、左利きの人が普段どのような生活を送っているかを少しだけ紹介しようと思います。

左利きは生きづらい世の中を生きている!?

 先ほども記載した通り、世界人口のうちおよそ10%が左利き。つまり、90%は右利きです。

 となると、どうなるかというと右利きの人が暮らしやすい世の中になっていきます。
具体的には、

  • 自販機にお金を入れるときは右手
  • 改札にSUICAをタッチするときは右手
  • PCのマウスは右利き用がデファクトスタンダード
  • スマートフォンのUI(ユーザインタフェース)
  • スーツの左胸の裏ポケット(右手で取りやすいようになってる)
  • お洒落なビュッフェに置いてあるお玉(確実に右利き用みたいに作られてるやつ)
  • 習字(左手ではあの筆捌きはできません)
  • ご飯を食べに行った時のデフォルトのお箸の向きやスプーンやフォーク、ナイフの位置

 他にももっと例はあるかと思いますが、日常的なところでいうとこれくらいは右利き用に作られていて、左利きの人は右手を使わざるを得ない状況になってしまっています。

 このように日常生活の至る所で、左利きは右手を使うことを強要される場面が多々あります。
それでも左利きがずるいですか?右利きの人よりもとても窮屈な世界でひっそりと暮らしてるので、スポーツくらいは羽を広げさせてください←誰

卓球での左利きあるある

 さて、ここからは左利きあるあるをいくつか紹介していこうと思います。

フォアは得意だけどバックは苦手

 左利きの人って基礎練は回り込んでフォア打ちするんですよ。
そしてバックを打つときは、ストレートコースのラリーをするんですが、これある程度力量がないと続かないんですよね。となると、最初のうちは左利きの人のフォア対右利きの人のバックラリーになりますw
 ということでそもそもの基礎練でフォアを打つ頻度が多くなったりします。

 しかし、右利きの人のクロスに打つドライブは、左利きにとってバック側に飛んでくるので、バックでブロックする機会が多いです。
そのため、バックブロックだけは得意という左利きの選手も多いです。

参照: https://www.ittf.com/

左利きの選手も左利きの選手が苦手

 意外に思われることが多いんですが、右利きの選手と同じように、左利きの選手も対左利きの練習をすることが少ないです。
そのため、左利きの選手と試合であたると「うわぁ・・・」って思っちゃいます。自分のことは棚に上げて←

 なので、あまり練習し慣れてない左利き同士の戦いはラリーがぎこちなかったりしますw

ダブルスで起用されやすい

 左利きと右利きのダブルスは一般的に有利と言われますし、現に有利となります(ここでは理由は割愛)。
僕も中学で卓球を始めて、中学3年生が引退してすぐにダブルスのレギュラーとして起用されたのを覚えています。(当時は卓球始めたばかりだったので、シングルスで出場したかったですねw)

フォア前とバックロングのサーブが苦手

 一般的にはそう言われています。僕も苦手です。特に咄嗟のバックへのロング。
逆に言うと、右利きの人にもこの戦法は効きます。
必ずしも鏡に考えるのはよくないですが、僕もだいたい右利きの人のミドルからフォアの方に逃げていくようなサーブを軸に、要所要所でバックにロングを送るような戦法で戦うことが多いです。

反転して試合の動画を見てもあまり意味をなさない

 システム練習だったらまだいいかもしれませんが、試合の動画を反転してみてもほとんど参考にならないことが多いです。

戦術の組み立て方がまるっきり違うので、反転して動画をみたところで、立ち位置も違えば飛んでくるコースも奇を衒うものばかりになってしまいがちです。

フォームが綺麗な人の動きを反転して見るのは、少しは参考にはなるかとは思いますが。
ただ、人の体がそもそも心臓の位置が左側にある時点で、線対称にはできていないので、右利きの選手のフォームを鏡にした打ち方は体の構造上打てないことの方が多いです。

左利きの選手が気になる

 左利きの人がプレイしているとついつい目がいきがち笑
右利きの人も、他の右利きの人のプレイを見てしまうことってあるのでしょうか?
もちろん上手い人のプレーは見てしまうかと思いますが、左利きの場合、その人の実力がどちらであれ、発見するとついつい見てしまいます笑



 左利きはスポーツでは確かに有利なのかもしれませんが、日常生活では気づかないうちに気を遣わなければならないことが多いです。
スポーツでは有利なことも多いかもしれませんが、一方でスポーツよりも多くの日常生活で人知れずストレスを抱え込んでいます。

 なので、左利きの人を見かけたら優しくしてあげてください!!(特に僕とか笑)

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