考察

試合の反省の仕方

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 こんばんは、おのぽんです。今日は東京・神奈川でたくさん雪がたくさん降っていてとても寒かったですね><
この記事を読んでくださっている皆様も、寒暖差で体調を崩さぬようご自愛くださいませ。

 さて、本日は試合の反省の仕方について記述してみようかと思います。

試合に負けて反省するのは当たり前で、勝った時にも反省するのが強くなれるコツだと僕は思ってるので、毎回反省してます。(勝因はなんだったのかを考えてます)

https://twitter.com/onopon_pingpong/status/1243554278616301570?s=20

試合を振り返る

 卓球には試合がつきものです。もちろんラリーが上達することも楽しみの一つですが、多くの人のモチベーションは誰かと勝負して試合に勝つことだと思います。

  • ストレート勝ちできて嬉しい!
  • 強い相手にフルセットでなんとか勝てた!
  • 最後負けかけてたけど、そこから粘って逆転勝ちできた!
  • 相手が強すぎて全然歯が立たなかった><
  • 余裕ぶっこいてたら気づいたら逆転されて負けてたー
  • 相手のボールと相性が悪くて負けた><

 卓球をしているといろんな勝ち方や負け方を経験をすることと思います。
さて、そんな中で皆さんは振り返りや反省はしていますか?

  • くっそーあの時あのボールが入ってたらなぁ。。
  • なんであんなミスしちゃったんだろ・・・
  • 最後のネットさえなければ勝ってたんだ
  • 緊張してサーブミスしちゃったなぁ

などなど、まとめると、

悪いところがあったから負けた

というのが全てなので、負けた時の振り返りや反省はいくらでも出てくるので振り返りやすいと思いますし、「次当たった時は絶対負けない!」と思ってる人なら誰しもが反省することでしょう。

 しかし、勝った時はどうでしょうか?

  • 今日試合であの選手に勝ててめちゃめちゃ嬉しかった!
  • 逆転勝ちできたとき体が震えたよ
  • スーパープレーがものにできて気持ちよかった!
  • 3球目攻撃今日めっちゃ入ったわ

 これらは全て感想や結果論です。

 勝った時でもしっかりと試合を振り返り、反省をし、次につなぐための僕なりの考えをまとめます。

「試合」を因数分解

 一言に試合といっても、

  • 完全勝利
  • フルセットの末、ギリギリ勝利
  • 勝てた試合だったのに舐めプして負けた
  • 惜しいところで勝ちを逃した
  • 完敗だった

のようにいろんな、勝ち方、負け方があると思います。

 これらの勝った試合や負けた試合には、共通して、

  • 良かったプレー
  • 悪かったプレー

が存在します。

 本記事では、この「良かったプレー」「悪かったプレー」を反省することで、試合の反省の仕方を考えていきます。

そもそも反省とは?

 反省という言葉を調べてみると、下記のように記載があります。(インターネットって便利ですね。)

はん‐せい【反省】 の解説

[名](スル)

 自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。「常に反省を怠らない」「一日の行動を反省してみる」

 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。「反省の色が見られない」「誤ちを素直に反省する」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8F%8D%E7%9C%81/

 「反省」という言葉は上記の2種類の意味を持ちますが、多くの人は、後者の「自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること」という印象を持っているかと思います。
 しかし、「自分のしてきた(良い悪いに限らず)言動をかえりみる」ことも「反省」という言葉には含まれるのです。

つまり、


悪いプレーをかえりみることは反省であり、
良いプレーをかえりみることも、また反省である




と言えます。

 これらを卓球に当てはめて考えると、以下のように考えることができます。

  1. 試合中に自分のしてきた良いプレーや悪いプレーをかえりみて、その可否を改めて考えること
  2. 試合中に自分の良くなかった考えやプレーを認めて、改めて考えようとすること

「悪いプレー」と「良いプレー」の反省のフローの違い

 「反省」という言葉の意味を理解し、卓球における反省の定義が用意できたところで、「悪いプレー」と「良いプレー」の反省のフローの違いを考えてみます。

悪いプレーの反省のフロー

 おそらくこちらは考えやすいのではないでしょうか?
僕の中で、簡単にまとめると下記のようになります。

  1. ミスの理由を考える
  2. どのようにすれば、ミスらなかったのかを考える(=効果的な練習方法を考える)
  3. 反復練習

 悪いプレーは、「マイナスをプラスに変換」できれば良いので、基本考えやすいと思います。

 では、良いプレーの反省フローはどう考えれば良いでしょうか?

良いプレーの反省のフロー

 僕の中で、良いプレーの反省フローは、このように考えます。

  1. なぜ」良かったのかを考える
  2. どのようにすれば、もう一度そのプレーが再現できるか、またはより良いプレーができるかを考える
  3. 反復練習

 悪いプレーの反省は「マイナスからプラスへの変換」でしたが、良いプレーの反省は「プラスを維持」または「プラスを伸ばす」こととなります。

なぜ良かったのか

 この、「なぜ」を考えることが非常に重要だと僕は考えます。
なぜなら、良いプレーを反省する時は、自発的に考えないと、反省するきっかけが生まれないからです。しかし、自発的に考えることのできない人は多いです。

反省の意識を変える

 まとめに入る前に、少しだけ「反省」という言葉に話を戻します。従来「反省」は、自発的にすべきものだと僕は思っておりますが、日本では誰かに強制されて反省することが多いです(他の国住んだことないので日本に限定しています)。
 例えば、テストの結果が40点だった時に

  • 親「なんで、こんなにテストの点数が悪いの!?しばらく反省してなさい!!」

みたいに、日本では反省を強要される時、ネガティブなことに関して強要されることがほとんどです。これが先にあげた、「反省」という言葉の持つ印象を、2番の「自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること」と捉えている人が多い所以であると、僕は考えます。

 ではどうすれば良いか?答えは簡単で、悪い時だけでなく良かった時も考えるきっかけを等しく与えれば良いのです。

 先ほどの例で考えましょう。テストで40点を取った時に、

  • 親「これだけ正解してるじゃない。なぜ40点も取れたの?(なぜ良かったのかを考えるきっかけ)」
  • 親「次回40点を超える点数を取るためには、どうすれば良いと思う?(ミスの理由を考えるきっかけ)」

のようにどちらも聞いてあげることで、子供は自発的に考えるようになりますよ、奥さん。(何様)

 反省は自発的に行うものです。つまり、この聞いてあげる対象を自分自身とします。自問自答を行うわけです。

 はじめのうちは良かったことを反省することは難しいかもしれません。しかし、良いプレー、良い試合の反省を考える時って自分の良いところを自分で褒める作業なので、とても楽しいですよ!




 今回は、「試合の反省の仕方」についてまとめてみました。

  • 試合の内容を振り返る
  • 試合を「良かったプレー」と「悪かったプレー」に切り分ける
  • 「なぜ良かったのか?」「なぜ悪かったのか」のどちらも平等に反省するきっかけを自分自身に与え、自発的に反省する

どうしても良かったプレーを反省できない人は、1試合ごとに下記の質問を自分の言葉で説明してみると良いでしょう。ノートに書き始めると大変なので、友達に軽く振り返るくらいで癖付けると、定着しやすいのではないでしょうか^^

  1. どのような試合内容だったか(点数や試合の流れなど)
  2. 良かったプレーはどこか?(複数回答あり)
  3. なぜ良かったのか?(2の良かったプレーの数だけ記述)
  4. どのようにしたら、維持またはより伸ばすことができるようになると思うか?(2の良かったプレーの数だけ記述
  5. 悪かったプレーはどこか?(複数回答あり)
  6. なぜ悪かったのか?(5の悪かったプレーの数だけ記述)
  7. どのようにしたら、改善できるようになると思うか?(5の悪かったプレーの数だけ記述

 上記はあくまで例ですが、「より細かく試合を振り返れる人ほど、1試合ごとに大きく成長でき、自身の強さの糧とすることができる選手である」と僕は思います。

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