こんにちは、おのぽんです。
突然ですが、宣伝です。
渋谷の西武百貨店にてパラ卓球 × アートの展示会
『パラヒーローズ展2』を8/29まで開催中!
僕は卓球の練習をする時、たびたびパラの方とも練習する機会があります。
パラの方は様々なハンデを背負っていて、なんとなく「こういう大変さがあるのだろう」くらいに思ったりもしますが、あまりピンと来ないことも多かったです。
しかし、立石アルファ裕一さんと出会い、少しずつ考え方も変わりました。
アルファさんは、
- 卓球をする上でどんなことが大変なのか
- どんなことを考えながら卓球をするのか
- パラ卓球の日常
- どのように考えて、アルファさん自身が感じて、行動に移してるのか
など、アルファさんと出会わなければパラ卓球の面白さや大変さについて、知る由も、ましてや考えるきっかけすらもなかったことでしょう。
そんなアルファさんが、先日こんなTweetをしていました。
8/29(日)までやっております。
このブログを書くことで、少しでも他の人の目に止まり、パラ卓球について知っていただけたら、足を運んでいただけたら嬉しいです。
実際に行ってみた
第一弾に関しては行く機会を作れず、行けずじまいでした。
今回は、アルファさんとちょうど渋谷の近くで練習する予定があったので、練習後にアルファさんに案内してもらいながら展覧会に行ってみました!
まずSEIBUに入る前に、建物の入口を過ぎ裏に回ると、そこにはでかでかと掲げられたのディスプレイ、そして岩渕選手!
これ青い光当てながら撮影したらしく、後ろの光も彼の軌跡らしいです。かっこいい。
続いてお出迎えしてくれる卓球台がこちら。
SDGsも意識し、三英さんがお客様から回収した天板の内部構造体を再利用したものを、新しい天板として本作品にて利用されているようです。エコですね。
こちらはSEIBUの入り口を入ってすぐのところに展示してあります。
そして他の展示は7Fにて行われております。
PARA HEROes 展2!!
一応シリーズ上第2弾の展覧会なのですが、シリーズ2の2という意味ではなく「二乗」の意味がこめられているそうです。
なので、画像のように2が小さく右上に描かれております。
不自由はある。不可能はない。
この時すでにこのキャッチコピーに圧倒されております。笑
ちなみに、なぜPARA × アートなのかというあたりも教えていただきました。
アートは芸術です。その芸術は、一人一人のアーティストの今までの人生経験や努力が詰まり、一つの作品として表現されます。
スポーツも同じく芸術です。一人一人の選手の努力や苦悩(特にパラ選手の場合、障がいが先天的なものなのか、後天的なものなのかで人生の軌跡が変わります)が、1試合の中でスーパープレーとして表現されます。
唯一違うところは形として残らない、しかし人の心の中に興奮とともに残る瞬間的な芸術であるという点でしょうか。
これらの点で、似たようなことを感ずることができるのではないかと、アーティストの方にパラ卓球を表現してもらい、展示会を開くことを決めたのだそうです。
パラ展覧会で様々なアーティストが口を揃えて言っていたこと
この展覧会、アートと言っても絵での表現だけではなく、音楽を奏でることで表現する方や、人形を使って表現する方の作品も多数ありました。
これらのジャンルの異なるアーティストの方々は、パラ卓球の場に赴き、実際に現場を見て感じたことを作品として表現していました。
この時、どのアーティストさんもほとんど共通しておっしゃっていたことが、
- 健常者よりも動いてる
- 健常者と障がいを持つ人の違いって何なんだろう
この辺りは僕もアルファさんと練習する度に強く考えさせられます。
アルファさんの放つサービスは質も高く、バックドライブやファアミートは、その辺の健常者の人と遜色ない、いやそれ以上の力強さを感じることが多々あります。
またゲーム練習などをすると、絶対に楽に点数を取らせてくれることはないですし、人一倍自身の弱点を知ってることもあり、誰よりも戦術を考えて考えてどうやったら1点を取れるかを考え、遂行しております。
こういった姿を見る度、健常者とパラの違いって何なんだろう?と考えさせられ、そしてこのような感受をアーティストの方々が、思い思いに作品として手がけております。
パラのことを何も知らなくても楽しめるの?
楽しめます。それはそれはとても楽しかったです。
僕らはアルファさんと行ったので、アルファさんがガンガン一つ一つの作品やパラ卓球の背景などを教えてくださったので、250%くらい展示会を楽しみました。
そして、アルファさんの弟さんのオメガさん(の他の方もいらっしゃるのかな?)が、会場でお出迎えしてくださり、同じように様々な解説をしてくださります!!
パラ卓球の世界を体験しよう
これ、Twitterで少し話題になっていたのでご存知の方もいるかと思いますが、パラ卓球の選手が、長方形の台をどのように感じているのかを表した台です。
パラ卓球で活躍する選手の一人一人がそれぞれ異なるハンデを背負っているため、卓球台の感じ方は様々です。
3台だけパラ卓球選手の感じる台が置いてあり、試打もできます。この試打がめちゃくちゃ面白いので、ぜひ足を運べる方がいらっしゃいましたら体験してみてください。
パラ選手の見方が変わる台
アルファさんよりお伺いした良い話を最後に綴らせていただきます。
今まで障がい者の人と同じ体験をしようとすると、腕や足を固定して、「どれだけ障がい者の方が苦労してるんだよ」みたいなことを肌で感じるようなものが多かったです。
僕も小学生の頃、障がい者の人の体験をしようみたいな時間がありました。そこでも例に倣って、腕や足を固定したりする体験であったと記憶しております。
そしてその後書いた感想文も「障がい者の人は大変だなと思いました。」など、ネガティブな考えをまとめた感想となっていました。
しかし、この卓球台で卓球をする時、僕らは腕や足を固定することなく自由に動くことができます。
そして、僕らは何も制限を受けない状況で、大きな壁(特殊な台の形)に直面することとなります。この大きな壁とひたすら向き合い、戦い続けているのがパラ卓球の選手なのです。
安易な感想となってしまいますが、すごくないですか?!パラ卓球選手すごいんですよ。
このように、いままでネガティブな意見からスタートしてしまいがちだったものを、ポジティブな意見からパラの世界に入ることのできるこの卓球台は、画期的だとアルファさんは笑顔で教えてくださいました。
僕はまだまだパラ卓球や障がい者の方への理解は浅いです。
が、パラ卓球選手と触れ合ったり、パラヒーローズ展を拝見することで、また一段と考えようと思いました。
そして僕にも何かできないかと思い、今回ブログにまとめ、少しでも多くの人々にこの展示会に興味を持ってもらえればと考えます。
渋谷の西武百貨店にてパラ卓球 × アートの展示会『パラヒーローズ展2』は8/29(日)まで開催しております!
もしご興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ足をお運びください!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!