僕のフォアでの使用ラバーについて詳しく紹介します。
最初の記事にも書いたのですが、フォアのラバーはディグニクス05 特厚を利用しています。
なぜフォアはディグニクス05なのか?
最終的にディグニクス05にたどり着くわけですが、結構長い道のりがありました。
端的に述べると、
- スポンジが硬い
- ドライブを打っていて気持ちが良い(特に打球音)
- サーブが切れる
- 寿命が長い
- ループドライブが打てる
- 製品の安定性
といったあたりが選定理由となり、また僕の中でのラバー選定の軸となります。
しかし、この選定の軸も最初からあったわけではなく、様々なラバーを利用するにつれ、徐々に自分自身のことがわかるようになってきたため軸が決まり始めました。その辺りについてどのように考え感じたのかを綴っていこうかと思います。(ちなみに当時貼っていたラバーはディグニクス05に至るまで、全て水谷隼ZLCです。)
この先、割とがっつり書いてしまっていますし、すでに選定の軸もラバーの答えも出てしまっているので、本当にお時間のあるときにお読みいただけると幸いですmm
引き返すなら今です!笑
NittakuのファスタークP-1で卓球復帰(使用期間3ヶ月)
卓球を復帰した当初、僕はセルボールがプラスチックボールに変更になったことすら知りませんでした。
ラバーを買う前に色々調べたところ、柔らかいスポンジの方が良いという情報を見つけ、一番最初に買ったラバーはNittakuのファスタークP-1でした(おそらく僕のことをよく知る人でもこのラバーを使っていたことを知る人はほとんどいないはず)。
しかし、僕は中高ではもともとJUICのバリテスというめちゃめちゃ硬いラバーを使っていたので、ファスタークP-1は僕にとっては柔らかすぎ、打っていてもあまり気持ちのいいボールを飛ばせませんでした。
全国優勝経験者、テナジー64との出会い(使用期間3ヶ月)
ある試合で、新体連?か何かで高校生の時全国優勝を飾った選手とお会いし、その方にラバーをお伺いしたところバタフライのテナジー64を使っていました。
全国レベルの選手が言うのだから間違いないだろうとテナジー64を使いました。
しかし、ファスタークP-1同様ラバーが柔らかすぎて、僕には扱えませんでした(この時くらいから、プラボールのことを考えずに硬いラバーを使おうと思い始めます)。
ファスタークP-1よりは気持ちよくドライブを引っ掛けることができていましたが、打球感があまり好きになれませんでした。
硬いラバーを求め、ラザンターV47に変更(使用期間3ヶ月)
テナジー64はすっぱりとやめました。そして、誰から何を言われたわけでもなかったですが、色々ラバーを調べているうちに、アンドロのラザンターV47に心惹かれました。そして購入。
打ってみると今までのラバーで硬さを感じ、そして一番気持ちよくドライブが打て、しかも台を走ってくれました。打球感、打球音も心地よかったのを覚えてます。
がしかし、良いところだけではありませんでした。
サーブが切れない・・・
このラバーはスピードに全振りしてしまっていて、僕の技量ではサーブを切ることができず、また切れたとしてもほぼ全て1バウンドで抜けていってしまうような状況でした。
これでは、3球目攻撃をする前に2球目のレシーブで抜かれてしまいます。
悩みながらも試合に出たりしていると、たまたまアンドロの社員の方と団体戦であたりました。
ラザンターR47を試打、そして即決(使用期間9ヶ月)
アンドロの社員さんは両面アンドロのラザンターR47を利用していました。その試合は完敗だったと記憶していますが、試合終了後に僕はその社員さんの元にお話を聞きにいきました。
おのぽん「どうやったらこのラバー(ラザンターV47)でサーブを切ることができますか?」
社員さん「ぶつけるように切らないとこのラバーは切れないんですよ。」
そう言って社員さんは僕の用具でサーブを出してくれました。空いてる卓球台ですぐに実践してくださる社員さんに感謝感激でした。
社員さん「僕が使っているR47の方が使いやすいから打ってごらん」
なんとその場でラザンターR47の試打もさせてくれました。
もしこのブログを見てくださっていたらもう一度お礼を言いたいのでご連絡ください。
ドライブの打球感・打球音はV47と同じく僕好み。そして、R47では僕はいつも通りのフォームでサーブをコントロールすることができました。
確かこの試合の2,3日後にはR47を利用していたかと思います。
そしてその後もラザンターR47はしばらく使い続けました。
- 硬度
- ボールの走り具合
- サーブの切れ味
この辺りで全て満足行っていたからです。しかし、人間とは欲深い生き物です。
寿命の長いラバーはどこだ?
スペックにおいては申し分のないラザンターR47。しかし僕の不器用なドライブにより、分厚い擦り方をされ続けたR47はすぐに摩耗し、回転がかからなくなってしまいました。
「寿命の長いラザンターR47のようなラバーが欲しい・・・」
この辺りで初めてラバーの寿命を気にし始めます。
ラザンターがドイツ製のラバーだったので、同じくドイツ製で探すことを決めました。
ターゲットプロGT-X51(使用期間5ヶ月)
コニヨール社のターゲットプロGT-X51はドイツ製の硬いラバーで、寿命が長いと評判でした。
信じるソースが評判だけなので、とにかくレビューなど試打動画を見ました。
ターゲットプロにはシリーズがいくつかあり、ターゲットプロGT-H47 と迷いましたが、レビューをを見ていると、「GT-H47は柔らかく感じる」と言ってる人がほとんどだったため、GT-X51を選定しました。
ターゲットプロGT-X51は、ラザンターR47のような走るドライブ、打球感、打球音をしっかりと兼ね揃えており、サーブも僕のフォームにあっており大変満足しておりました。
ラバーの耐久性もレビュー通りとても長く、「これはずっと使えそうだな」と思い、寿命がきてからもGT-X51を買いました。
2枚目のGT-X51は5時間で剥がし、GT-H47へ(使用期間4ヶ月)
2枚目のGT-X51を貼って練習してみたところ、明らかにボールの質が変わりました。
ドライブは全てオーバーするようになり、サーブも言うことをきかなくなりました。個体差が相当激しかったようです。
もう一度GT-X51を買い直す勇気はない。しかし、ターゲットプロは魅力的 ・・・
そう考えた末、たどり着いた答えはターゲットプロGT-H47への変更でした。
貼ってみて初打ちは、
「またドライブが台に収まってくれなかったらどうしよう」
と、とても不安でしたが、感動するくらいなんでも入ってくれたことを今でも覚えております。
また、GT-X51ではできなかったループドライブがものすごくやりやすく、僕の戦術の引き出しが増えた瞬間でもありました。
衝撃の理由でGT-H47からディグニクス05へ(使用期間2019年9月〜)
さて、ここでようやくディグニクス05と出会います(それまではそもそも発売されておらず)。このラバー当初試打した際にはバック向きだと考えていたため、バックで採用することを考えておりました。
その時のレビューがこちら。おのぽんが僕ですね。
ただ試打後もターゲットプロが好きだったので変えるつもりはありませんでした。
ではなぜ変えたかと言うと、GT-H47は貼り直せば貼り直すほど、どんどん縮んでいったから。
「・・・え、お前こんな小さかった?」
と絶句するほど小さくなってしまい、さすがに一回り小さいと試合出たら怒られるだろ・・・という状況に。
その時試合も近く、ターゲットプロは通販でしか入手経路がなかったため、コクタクなどでさくっと貼り直せるラバーが欲しかったのでした。
「ディグニクス05・・・使ってみるか。 」
ディグニクス05は試打した感じで打球感に違和感はあったものの、それ以外の
- 打球音
- ドライブの気持ち良さ
- サーブの出しやすさ
- ループドライブのしやすさ
- 寿命
などと言った、僕のわがままに全て答えてくれているラバーであることは理解できていたため、思い切って変更してみました。
それから今に至るまで、ラケットは水谷隼ZLCからビスカリアに変われど、ラバーはずっとディグニクス05のままです。
僕のドライブの振り方や、卓球のスタイルにすべてマッチしてくれているので、おそらく今後も使い続けることでしょう。(結構たくさん用具変更してきてるように見えますが、硬いラバーを使い始めてからは、ほぼ半年か1年くらいは同じラバーを使っています)
もちろんディグニクスシリーズは一通り試打しましたが、僕の戦術や振り方を考えると05が一番合っているなという印象です。
もしまた万が一ラバーを変えることがあったら、またこの記事に書き足して行こうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!