こんにちは、おのぽんです。
先日発表された「ALTISU ST5」ですが、77g!結構衝撃的な軽さだと思ってます。(僕は現在ビスカリアを使っていて、軽い個体を選定しましたが、79gです。)
しかも飛ぶという売り文句。シンプルな言葉選びかつ坂本竜介さんプロデュースとなるととても魅力的な商品ですね。試打してみたい。。
また、このツイート、ありがたいことにミズノ株式会社さんの卓球公式アカウント にリツイートしていただきました。
せっかくなので、ラケットの重さについて僕の考えを述べていこうと思います。
重さの考え方
最近プロの卓球選手がyoutubeなどで、よく自身のラケットの重さを公開してくださっていると思いますが、ほとんどの選手が190g超えだったりしています。190gって相当重たいですよね。。
「なるほど、重いラケットの方が強いボールが打てるんだな。」
と考えた方。正解だと思います。実に理にかなっていると多います。
また、重たいラケットで練習するとめっちゃ気持ち良かったりするんですよね。やはり良いボールが出やすい気にもなりますし^^
しかし、仮にその重たいラケットを手にして試合に出場した場合、1日に何試合をフルパフォーマンスでこなすことができるでしょうか?
プロとアマの試合数の違い
プロの卓球の試合は、オープン戦だとだいたい1週間くらいかけて行っております。そして1日の平均試合数は多くても2,3試合です。
一方で、僕のようなアマチュアが出場するような町の卓球大会は、ほとんど全ての工程を1日で終わらせます。当然試合に出るからには優勝を目指しますし、優勝までの道筋を考えると、最低でも1日に7,8試合こなさなければならない計算となります。
試合の敗因は用具の軽さ?
試合に負けると、反省したくなります。強くなるために、次同じ相手に負けないために。そこで、単刀直入ではありますが、その反省の中で「もっと重たい用具を使ってればあいつに勝てたのになぁ」と思うことってありますか?
逆に「1試合目であたってればスタミナ残ってたから勝てたはずなのになぁ」と考えることはありませんか?
当然「もっとスタミナをつけないと」という結論には至りますが、そのスタミナを奪う要因の一つにラケットを振ることが挙げられますよね。
ということは、ラケットを少しだけ軽量にすることで、スタミナを温存しながら戦うこともできるのではないでしょうか?
用具は本当に重い方がいいのか?
さて、先ほどのお話に戻りますが、プロと同じ重さの用具を利用して、1日に何試合フルパフォーマンスでこなすことができるのでしょうか?
練習や筋トレに絶え間ない努力を積み重ねたプロ選手でさえ、全身全霊を注ぐのは多くても1日に2,3試合です。
町大会に出る僕らは、重たい用具を全試合振り切ることができるでしょうか?
重さによる用具の選定基準
Q. ラケットは重いものと軽いものではどちらが有利ですか?
A.一般的には「振り切れる範囲で重いものを選ぶ」のが良いとされています。
https://www.butterfly.co.jp/support/detail/001357.html
これは、バタフライQ&Aコーナーの回答です。
「振り切れる範囲で重いものを選ぶ」のが良いのです。
ただ、ここには試合数が含まれると考えます。
そのため僕らは、
優勝をするために、1日に7,8試合を最後まで振り切れる範囲で重いもの
を選ぶ必要があります。
結局どれくらいの重さが良いの?
これは人それぞれ体格や筋力、プレースタイルや用具のこだわり、好みにも違いがあるので一概に正解はないと考えます。先の通り、1日に7,8試合フルパフォーマンスで振り切れる用具を使用すれば良いと思います。
僕の中では、185gがギリギリかな?という感じです(現在の用具は181g)。これ以上重たいラケットを使おうとすると、よりビルドアップや持久力アップをする必要があると考えます。
逆に軽くしすぎると、今度は後陣から打った際にボールもコートに届かなくなってしまう恐れがあるので、僕のプレースタイルだと178g以上が良さそうかなぁと感じております。
いかがでしたでしょうか?誰しもプロ選手のようなプレーに憧れ、自分もそういうプレーをしてみたい、そういう人と戦いたいと願うものです。
が、プロ選手も最初から190g,200gといった重たいラケットを使っていた訳ではなく、強くなるにつれ、強い選手に勝つために重たいラケットを選定していくようになっているはずです。
僕は重たいラケットを使う人を否定するわけではありませんし、軽いラケットを勧めるつもりもないです。極論強い選手はどんなラケット使っても強いですw
ただ、そんな強い選手に少しでも近づくために、僕らは日々用具を見直し続けているのではないでしょうか?
回転のかかり方、飛び方、やりたい技術を気持ちよくできるかなど、用具選びに欠かせない要素はたくさんありますが、
優勝するまでの過程の全ての試合を、振り抜くことができる重さであるか?
も考えて選定してみてください^^